ナチュラルな家の設計ポイント
ナチュラルな家の設計とは
ナチュラルな家を作る際に100%天然の素材で建築するのは難しく、ある程度近代的な建築資材を取り入れながら、人の目に付きやすい壁や床、天井、梁などに木材を使用することでナチュラルさが出てきます。丸太を家全体に使ったナチュラルな家もありますが、日常的に住むと言うよりは別荘として使うイメージの方が大きいでしょう。
木材のほかにも、石や土などがナチュラルな家に使用されます。使われる部位は石ならお風呂やキッチンなどの水回り、土なら壁に使用。石は耐久性に優れており、土は湿度を調整する効果があります。ナチュラルな家は見た目だけでなく、自然素材のもつ効果・効能の恩恵を受けられる点が大きなメリットだといえるでしょう。
素材だけでなく生活導線にもこだわった家づくりをするなら、カウンターキッチン、スキップフロア、リビング階段などをうまくとり入れたいところです。カウンターキッチンはリビングを見渡せるので、家族と会話を楽しみながら料理が作れます。スキップフロアは、床の一部に高低差を付けることで、イスや小上がりの代わりに使うことが可能。リビング階段は吹き抜けと併用すれば室内を広く見せる効果を得ることができます。
ナチュラルな家のポイント
ナチュラルな家のベースには、近代的なデザインと工法を出したモダンスタイルが取り入れられています。ナチュラルに仕上げていくうえで大切なポイントとなるのが木材です。一般的に壁や床、天井など家の中で目立つ場所に使用されます。木がもつぬくもりや風合いを生かすために、余分な色は付けず淡い色彩でまとめることでよりナチュラルさが出ます。
使用する木材には、アンティーク材・ビンテージ材などの、あえて古い木材を使うことで、長年使いこんだ雰囲気を出すことができて味わい深いナチュラルな家を建てることができるでしょう。アンティーク材・ビンテージ材は新木よりも安価で手に入りやすいので、コストを抑えたい人におすすめです。